舞台「野良女」

舞台「野良女」稽古始まりました。女子5人、様々な恋愛模様の中でもがく、アラサーのおはなし。演出家、脚本家もアラサー女子なので、稽古場で本当にリアルな話が出来ていておもしろいです。

私は同世代の友達がみんな結婚してママになっているので、結婚したい!焦る!っとかという、アラサー女子特有の会話をした事がありませんでした。

えぇ、実はこの舞台が決まった時、すごく不安だったのです。ぶっちゃけ私、主演って苦手なんです。真ん中に立つのが。
さらに女子だらけの作品って、私あまりなくて。

あれー?どうやって人と仲良くなるんだっけ??って、不安いっぱいで。

稽古前にイベントがあったり、取材があったりで、普段よりはみんなと色々話してから稽古にむかえましたが、やっぱりあれね、お酒の力は偉大!!!!

先日、稽古後に初めてみんなで飲みに行きました。次から次へとみんなの恋愛トークが白熱し、楽しいいいい!!と、私が嬉しくなっていると、いつの間にか、酔っ払いすぎて酷いことになってる深谷美歩!

本当に絵に描いたような酔っ払いで、爆笑しすぎて本当に楽しい夜だったし、みんなの事が好きになりました。もうね、1公演乗り越えたカンパニーぐらいの仲間意識が勝手に芽生えた夜でした。

そう感じた後の帰り道は1人寂しくて、色々考える。 そんな描写が作品にも出てくるのだけど、本当に同じことを感じてびっくりした。

そしてある感情が抑えきれないぐらい出てきて焦っていたら、あぁ、私が演じる鑓水って、こういう子なのかもなーって思って。翌日、演出の稲葉さんと話していると、物凄く自分が鑓水と共通点がありすぎて、それに心から気付くことが出来て少し自信になったような。

こんな気持ちに気付いて役と向き合っていけるのも初めてだし、みんなの事が好きだし、アラサー女子ってのも誇りもだし。

なんかなんか、どうあらわしていいのかわからないけど、とにかくとにかく観に来てほしいんです。なんかいま、青春してるって感じ。毎日感じて悩んでぐるぐるして。そしてそれがネガティブな方じゃないからたのしい!!

リアルな役ってなかなかなかったので、役なのか自分なのかって思う部分も、どこまで寄せればいいのかって部分も、色々色々。

楽しみながら、探っていけそうです。本番までのこの1ヶ月は他の仕事も含め自分にとっても戦いになりそうです。

その時、その日、感じた気持ちを大切に、精一杯進む1ヶ月にします。見守っててねー!というわけで、なるべくブログにも気持ちを残していけるようにしようとおもいます。

あぁ、アラサーたのしい!!!

佐津川愛美