舞台「野良女」終幕。
舞台「野良女」無事に千秋楽を迎えました。劇場に足をお運びくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
カーテンコールで最後にご挨拶させて頂くのに、しっかりしなくちゃ、泣いたらダサいぞっと思って我慢していたのですが、ひとこと目から涙腺だだ漏れになってしまいました。
でもあの時話した事が全てで。
リスペクトな原作、最高な脚本、素晴らしい演出、ナイスバランスなキャスト、センス抜群なオレノさんの音楽、音響、映像、照明、縁の下の力持ちすぎる演出部、衣装、メイク、制作、、全部全部。
皆んなのお陰で愛すべき作品になりました。そして観に来てくださった皆さん、皆様との出会いで救われました。
本当に本当に皆んなのお陰です。
でも、自分も頑張りました。私が演じさせて頂いた鑓水のように、自分で自分を褒めてあげようと思います。
「自分に優しく生きる」
去年のお誕生日から楽しい事しかしないって決めた私にとって、とても身近で感慨深い作品でした。
28歳でこの役この作品と出会えて、アラサー役者としてもアラサー女子としても勇気をもらいました!
観に来て下さった方々の感想が本当にすてきで。男性女性年齢問わず、こんなに色んな人にささっている作品は珍しいと思います。
それだけ皆んながんばってがんばって生きているのですね。どうぞご自分に優しくしてあげてくださいね。
次の世代、未来のアラサーに受け継いで欲しい作品です。こんなこと思ったのはじめて!
またどこかで、上演してくれたら嬉しいなぁ。観に行きたいな。
その前に私達はまだまだ、野良女ドンピシャ世代、日々を大切に進んでいきます。
個人的な事を言うと、
野良女の立ち稽古が始まった頃にドラマにインして、他のドラマの現場もあったので、過去最大のスケジューリングと台詞量に最初の3日程テンパりましたが結果、
撮影現場でも稽古場でも毎日笑っていてこの1ヶ月笑ってばっかりでした。なんて幸せなのー!そしてどの現場を出るときも次頑張ってねー!ってみんなが声をかけてくれて。ドラマチームは色んなことを調整してくださって稽古場にお迎えきてくれたり、送ってくれたり、スケジュールも色々色々。大変になってしまうリスクだらけだったのに私をキャスティングしてくださってサポートしてくださって。本当に本当に感謝しかない。
野良女チームの皆さんも私が休むと迷惑かけてしまうのに快く応援してくれて。さっつん出てないとこで稽古したいとこあるしっと。プロデューサー横塚さんなんて、ドラマの事を絶対面白い作品になるね楽しみだね!って言ってくれて。稲葉さんも野良女の事だけじゃなくて私個人としてやったほうがいいって思ってくれてて。なんて心が広いの!!
野良女チームの良かったところは、それぞれの個性や事情を誰も否定することなく、尊重してくれるメンバーだった事です。
それはアラサーになってきて得た心の余裕、アラサーの良いところだなと思います。アラサーこんなに素晴らしいの???最高!っと本気で想えました。
どの現場の皆さんにも感謝しかないです。。
目まぐるしい稽古期間でしたし、プレッシャーがハンパなく落ち着かない毎日でしたが、立ち止まる時間が全くなく、日々を生きるのに精一杯でした。
でもでも、ドラマの現場も舞台も本当に幸せな事にいい人しか居ない環境に恵まれ、すべての出会いが愛おしくもあり、こんなに楽しく芝居に向き合う期間があった事が嬉しく自信にもなりました。
なんてラッキーガールなんだ!!!
私が忙しいとかスケジュールがとかお客様には全く関係ないし、やるからには全身全霊で万全な状態で舞台に立つのが当たり前です。
でもでもやっぱり、出会いのお陰で私は救われました。
お友達やお世話になってる人、私が大好きな人たちも、みんなみんな観に来てくれて、お花も沢山沢山頂いて、みんな差し入れもいっぱいくれて、初日にはおめでとうメールがいっぱいきて、楽日にもお疲れさまメールをもらえたり。
私、まわりの人達からすごく愛してもらえてるんだなぁと本当に本当に感じる事ができ、幸せを噛み締めた期間でした。
まだまだ知らない事、感じた事がないこと、いっぱいいっぱいあるんだなぁ。
ゆっくりしっかり、役者道進めていきたいです。
愛してもらえている私は最強だ!!あとはもっと自分で自分を愛せるように!
最後に、今回の作品は私のマネージャーさんがずっとずっとあたためていた企画です。
下ネタ多すぎてドラマ化も映画化も断られた作品だったそうですが、去年、色んな奇跡が重なり、舞台にしてみようとなりました。
あれやりたい、これやりたいは沢山聞きますが、実際に行動出来る人は一握りだと思います。だから私は口先だけではない、本当に行動を起こし作品にしたマネージャーさんを尊敬してます。
私より何十倍もこの作品を愛し、いつかいつかとずっと想い続け、それをさっつんに託そうと思ってくれたマネージャーさん。
作品への想いと私への愛を毎日ひしひしと感じていました。
マネージャーとタレントの関係ってとても難しいと思っていて。尊敬信頼があるのは勿論絶対で。タレントがこの世界で進んでいけるかはマネージャーの愛がどれだけあるかに相当左右されます。どんなに実力があったってプロデュース能力がなければ難しい世界だと思います。セルフプロデュース出来る能力がある人はとてもとても素敵だし強いと思いますが、私はそこには自信がありません。事務所、マネージャーに支えてもらって励ましてもらってこそ安心があり、今までの自分への自負とともに意見を言えるのです。
この関係を保ってくれている、マネージャー陣にも感謝感謝です。
改めて、1人では生きていけません。
沢山の方々に支えて頂き、やりたい事が出来ている環境にただただ感謝!
私はもっともっとまわりも自分も大切に生きていこうと思います。皆さんも家族、仲間、大切な人、大好きな人達みんなみんなそして、ご自分自身をとにかく大切にしてくださいね!
今年入って最高な現場しかない!本当に!もう1年分働いた濃さだけどまだまだ楽しむぞー!舞台終わってすぐ入った組もとてもとても大切な現場です。早く話したい!
ではでは。読んでくれてありがとうございました。
さっつん、元気でハッピーです!
またね!
佐津川愛美